スペインで人種差別の標的になってきたレアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール。

そうしたなか、1994~1997年までバレンシアの会長を務めたパコ・ロイグ氏の発言が物議を醸している。『Relevo』のインタビューで、レアルやバルセロナを批判したのだが、特にレアルに関しては爆弾発言をしていたのだ。

「これまではそうした問題がなかったか、私が気付いていなかったかだ。(バレンシアにもいたブラジル人FW)ロマーリオは黒人とのハーフだったので、問題は何もなかった。

だが、レアルのあいつは…。私はレアル・マドリー移民軍団と呼んでいる。レアルは黒人8人、白人の外国人2人で、スペイン人はダニ・カルバハルのひとりだけだ。

あのヴィニシウスがここで何をしたか知ってるか?メスタージャ(バレンシアのスタジアム)でフェンスに上り、『俺のことをクソ野郎と呼んだな』と叫んだ。

私はあの日、孫と息子と一緒に試合を観戦していた。孫に聞いたら、(バレンシアファンたちは)彼のことを愚か者と呼んでいたと。彼を猿呼ばわりしていたのかと思ったが、そうではなかった。息子に聞いても同じことを言っていた。

そして、あいつは『(バレンシアは)2部に降格しろ』と言い放ち、レッドカードをもらったが、一体何のつもりだ。彼は素晴らしい選手かもしれないが、人としてはクソだ。常に審判に向かっていく。私は南米には20~30回行ったが、何も起きなかった。私は謙虚さを持って南米に行くし、愛情をもって話す」

ヴィニシウスはバレンシア戦でも人種差別被害を訴えたが、ロイグ氏は違う考えのようだ。

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また、ロイグ氏は、ロマーリオが「自分はアルコールも煙草も薬物も好きではないが、女性が好きだ」と豪語していたとも明かしている。

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