19日、大宮アルディージャが2024シーズンのJ3リーグ優勝を決めた。

前節リーグ2位以上が確定し、1年でのJ2復帰を決めていた大宮。この日行われた2位FC今治との天王山は、勝つか引き分ければ優勝が決まる状況だった。

大宮は31分、今治のMF山田貴文に先制点を許したものの、74分にDF関口凱心が決めて同点に。そのまま1-1で終了し、J3優勝が決まった。

チームを指揮する長澤徹監督は「(サポーターに)笑って帰ってもらえることが非常にホッとしております」と安堵。

同点弾を決めた関口は「去年J3に降格して(中略)悔しい思いやどん底を味わったので、今年はJ3優勝できて素直に嬉しいです」と語り、副キャプテンのDF市原吏音は「昇格のときはそこまででしたけど、優勝となると喜びは違うなと。このために、本当に1年間ここでやると強い覚悟を持ってやっていたので、ちょっとそれが報われたというか、やってきて良かったと思いますね」と喜んだ。

優勝セレモニーでは、今年1月に38歳で亡くなった元大宮選手・横山知伸さんの写真を持つ選手たちの姿もあった。

FW富山貴光は、「今季は横山さんへの思いもすごく強かった中で戦っていたので、まず優勝という形を達成できたことはすごく良かったですね」と故人への思いを口にした。

クラブは今月1日、オーストリアのレッドブルに全株式を譲渡し、同日からRB大宮株式会社に社名を変更。来季からはクラブ名も変更されるのではないかと予想されている。

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富山はそのことを念頭に、「“大宮アルディージャ”で戦えるのは今季が最後だったので、その意味でも優勝で終われたのは良かったですね」と話していた。

※選手・監督コメントはJリーグ公式および大宮公式より抜粋

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