アメリカだけでなく日本でも盛り上がりを見せている野球のMLBワールドシリーズ。

ここまでは大谷翔平と山本由伸を擁するロサンゼルス・ドジャースが2連勝。移動日を経て、10月28日(月)に第3戦がロサンゼルスのドジャー・スタジアムで開催される。

最初の2戦が行われたのはヤンキースの本拠地ヤンキー・スタジアム。建設費16億ドルは2009年の完成当時、ダントツで世界一だった(当時のレートでおよそ1400億円)。

そんなヤンキー・スタジアムを、サッカーのホームスタジアムとして2015年から使用しているのがニューヨーク・シティFCだ。

マンチェスター・シティを頂点とするCFGの傘下クラブであり、2021年にはMLSカップで優勝している強豪。今季も平均2万3千人ほどの観客を動員してきた。

ところが、シーズン終盤に来て問題が発生。ヤンキースがプレーオフを勝ち進みワールドシリーズに進出したことで、ヤンキー・スタジアムが使えなくなってしまったのだ。

リーグ戦のラスト3試合はMLSニューヨーク・レッドブルズのホーム、レッドブル・アリーナを使用したが、プレーオフに入った11月2日のホーム・FCシンシナティ戦は、翌3日にレッドブルズのホームゲームがあるためさすがに使えず。

そこで、FCシンシナティ戦は、MLBニューヨーク・メッツの本拠地であるシティ・フィールドで開催されることになった。

実はニューヨーク・シティ、シーズン中も時々シティ・フィールドで試合を開催。これは現在、クラブが主体となってシティ・フィールドの近隣で新スタジアムの建設計画を進めているためだ。

彼らにとって野球場でのサッカー開催自体はお手のものであり、観客も場所は違えどいつもの感覚でスタジアムへ足を運んでいる様子。

こちらはシティ・フィールドで開催された今年4月のD.C.ユナイテッド戦(2-0勝利)。カメラ位置や観客席の角度などいろいろなところに“違和感”がありユニークだ。

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11月2日に対戦するFCシンシナティは、元日本代表の久保裕也が主力となっているチーム。彼の活躍を含め注目したい試合と言える。

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