プロ野球はセ・リーグ、パ・リーグの覇者が決まり、残す大きなイベントはポストシーズンとドラフト会議(今月24日)となった。

このドラフト制度とは、プロスポーツリーグにおいて選手との交渉契約権を各チームに振り分けるために行う制度であり、戦力均衡を目的に考案された。野球以外にも、アメリカのプロバスケットボールリーグのNBAなどでも取り入れられている。

サッカーではアメリカのプロサッカーリーグのメジャーリーグサッカー(MLS)が実施しており、アメリカ以外ではインドや韓国で実施されていた。

ドラフトで注目される選手といえば、通称ドラ1といわれるドラフト1位選手だ。

アメリカのプロスポーツで全体1位選手で名選手といえば、野球ならハロルド・ベインズ、ケン・グリフィー・ジュニア、ジョー・マウアー、ゲリット・コール、ブライス・ハーパーら名選手が挙げられ、バスケットボールではカリーム・アブドゥル=ジャバー、シャキール・オニール、アレン・アイバーソン、ティム・ダンカン、レブロン・ジェームズら超有名選手が並ぶ。

そこでMLSの歴代全体1位は歴史に名を残すような選手がいるのか検証してみた。

恐らくどこの媒体もやったことがないだろう当企画の結果は…。

(文・構成 高橋アオ)

MLSのドラフト制度とは

MLSのドラフトは大卒新人選手を対象としたカレッジドラフト(1996~1999年まで開催)とスーパードラフト(2000年~)。

スーパードラフトで指名されなかった選手から各クラブが4巡まで指名できる追加ドラフト。

MLSに新規参入するチームがあった場合に、そのチームに選手を分配する目的で開催される拡張ドラフト。

どのチームとも契約していない選手、または現在のチームによって契約延長しないことが発表された選手が対象となる再エントリードラフト。

これら複数のドラフトを通じて新戦力を獲得できる。また指名する順序はチームのプレーオフとレギュラーシーズンにおける順位によって決まり、順位の低いチームから順に指名権を獲得する。

今回はカレッジドラフト、スーパードラフトの全体1位をピックアップしていく。