JFLはこの週末、第26節が各地で行われた。

首位の栃木シティFCはホームでHonda FCと対戦し1-1の引き分け。5位のヴィアティン三重はホームでFCティアモ枚方を2-0と破り、Hondaを抜いて4位に浮上した。

この結果、JFL第26節終了時点での上位5チームは以下の通りに(括弧内は勝点)。

1位 栃木シティFC(54)
2位 高知ユナイテッドSC(49)
3位 レイラック滋賀FC(44)
4位 ヴィアティン三重(42)
5位 Honda FC(41)

残り試合数は全チーム4試合であることから、優勝の可能性は上位4チームに絞られた。

しかもこの4チーム、栃木シティ、高知ユナイテッド、レイラック滋賀、ヴィアティン三重は、いずれも来季のJ3クラブライセンス交付が内定済み。J3参入条件の一つである「ホームゲームの平均入場者数2,000人以上」を達成する見込みもほぼ立っている。

よって、4チームのいずれかがJFL優勝でJ3へ参入することに伴い、J3最下位チームがJFLへ降格することが決まった。Jリーグからの降格は、まだJ3がなかった2012年、史上初めてJFLへ降格したFC町田ゼルビア以来12年ぶりとなる。

2023年に奈良クラブとFC大阪が参入したことにより、チーム数が上限の「60」に達したJリーグ。

本来は昨季J3とJFLの入れ替えが起こってもおかしくなかったが、JFLではアマチュアの雄Honda FCが優勝。入れ替え戦の対象となる2位もJ3クラブライセンスのないブリオベッカ浦安だったため、J3で20位のギラヴァンツ北九州と19位のテゲバジャーロ宮崎は降格を免れていた。

しかし、今季はJ3クラブライセンス内定の2チームがJFL上位2チームを占めることが確定。入れ替え戦でJFL側が勝利すればJ3から2チームがJFLへ降格する。

気になるJ3は残り4試合。下位5チームは以下のような状況となっている(括弧内は勝点)。

16位 カマタマーレ讃岐(39)
17位 AC長野パルセイロ(35)
18位 奈良クラブ(32)
19位 Y.S.C.C.横浜(31)
20位 いわてグルージャ盛岡(21)

昨季19位のテゲバジャーロ宮崎は、なんとここに来ての10戦無敗(7勝3分)でボトム5を脱出。

逆に、ボトム2のいわてグルージャ盛岡とY.S.C.C.横浜は3連敗を喫しており、とくに19位と勝点10差の岩手は次節にも最下位が確定する状況だ。

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2022年にはJ2を戦っていた岩手。望みをつなぎたい次戦は、11月3日(日)に12位のツエーゲン金沢とアウェイで対戦する。

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