28日にオランダ人監督エリック・テン・ハフ監督を解任したマンチェスター・ユナイテッド。

後任として守田英正のスポルティングを指揮するルベン・アモリンらの名前が挙がるなか、30日のカラバオカップ4回戦ではアシスタントコーチのルート・ファン・ニステルローイが暫定監督として指揮を執った。

今季からアシスタントコーチとしてクラブに戻ってきた48歳のファン・ニステルローイ。元オランダ代表ストライカーは現役時代、ユナイテッドでの5シーズンで公式戦通算150ゴールを記録している。

紛れもないレジェンドの暫定とはいえ監督としての帰還に、スタジアムは歓迎ムードに包まれた。

オールド・トラッフォードのピッチにファン・ニステルローイが現れると、彼の名前である「ルーーーーー(ト)」の大コール。

試合も15分のカゼミロの先制弾を皮切りに、ユナイテッドが大量5得点。レスターとのプレミア対決を5-2で制して準々決勝進出を決めている。

「素晴らしいゴールがいくつも決まりました。最初のゴールはカゼミーロの美しい一発でした。そして、少し運もあったとも言わなければなりません。

ポストに当たったボールがカゼミーロの足元に来たり、ブルーノ(・フェルナンデス)のフリーキックもディフレクションして決まったりしましたが、彼にとって久々の得点なので、本当に嬉しいです。彼が2点を挙げたことは素晴らしいですね。

5得点ですが、ウェストハムやフェネルバフチェ、ブレントフォード戦では、もっと大きなチャンスを数多く作りました。今回は急に運がこちらに味方してくれて、本当に素晴らしい一日になりました」

現状はあくまで暫定監督だが、2022-23シーズンに指揮を執ったPSVではKNVBカップを制するなど高い評価を受けたファン・ニステルローイ。

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新監督との交渉がまとまらなければ、このまま正式に就任する可能性も…。11月3日(日)のチェルシー戦はそのための“試金石”となりそうだ。

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