近年、サウジアラビアとの結びつきを強めつつあるFIFA。

それ以前は中国だったが、両者の関係性はいまも保たれている。

先月末、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長が上海を訪れ、中国サッカー協会会長らと会談を行った。

双方は中国サッカーの最近の発展と今後の協力について建設的で詳細な意見交換を行ったそうで、FIFAは「話し合いは、国際サッカーにおける中国の知名度を高めるという長期的な目標を掲げ、中国の潜在能力を最大限に引き出す方法を中心に行われた。中国は1999年以降にW杯出場が1度しかなく、女子W杯でも準々決勝以上に進出したことがないが、人口14億人の同国には膨大な才能の宝庫がある」と伝えている。

中国サッカー協会は国内でプロとアマチュアの参加を促進させるため、FIFAの基金を使い、国内トップクラブとアマチュアチームが参加するトーナメントの参加数を倍増させるなどの施策に取り組んでいる。

中国の『足球报』によれば、FIFAのインファンティーノ会長は、中国が2026年に行われるFIFA女子クラブW杯の開催地に立候補することを期待しているという。

中国サッカー協会は2031年の女子W杯の開催地に立候補しているものの、インファンティーノ会長はそちらについては時期尚早だと考えているとか。なお、2031年女子W杯は日本も開催を狙っている。

「最も嫌われている」5つのチーム

そのうえで、同紙は「いずれにせよ、FIFAとインファンティーノ会長との全面的な接触は、中国サッカーの今後の世界的大会への立候補にさらなるイニシアチブをもたらすことは間違いない」とも伝えている。

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