悪童として知られる元イタリア代表FWマリオ・バロテッリ。

2019-20シーズンのブレシアを最後にセリエAから離れていた彼だが、セリエBのモンツァ、トルコのアダナ・デミルスポル、スイスのシオンを経て、フリーとなった今季10月28日にジェノアへ加入した。

そして、4日に行われたパルマ戦で初めてベンチ入りすると、86分から途中出場。約4年半ぶりとなるセリエAのピッチに立っている。

攻撃陣に負傷者が相次いでいるジェノア。34歳になったとはいえ十分な実績を持つバロテッリへの期待は高く、アルベルト・ジラルディーノ監督自ら電話でラブコールを送ったとか。

バロテッリは1点リードの状況で出場し、その5分後(記録上は4分後)の後半アディショナルタイム1分にいきなりイエローカードをゲット。

ただ、これは自陣ゴール前での積極的な守備がファウルを取られたものであり、ポジティブなプレーだった(チームはピンチを迎えてしまったが)。

試合はそのままジェノアが勝利し、9試合ぶりの勝点3を獲得。パルマは、日本代表GK鈴木彩艶が奮闘したもののホームで痛い敗戦となってしまった。

試合後、まぶしいほどの笑顔を見せていた、愛される悪童バロテッリ。

まだ愛せない、新世代の「悪童」たち

フィジカルコンディションは悪くないよう見えただけに、彼とともにジェノアの逆襲が始まるのか注目される。

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