2026年ワールドカップ・アジア最終予選のグループCで首位に立っている日本代表。

ただ10月は、敵地でサウジアラビア代表に2-0で快勝したもののホームでオーストラリア代表と1-1の引き分け。2次予選から続いた連勝と無失点がストップした。

この試合では、代表チームの主将を務めるMF遠藤航(リヴァプール)が体調不良により前日練習を欠席し、試合も欠場することとなった。

この一件について、森保一監督は7日に行われたメンバー発表の会見でこんな裏話を明かしている。

「前回のオーストラリア戦。遠藤選手の『オーラリング』でのデータの測定値がおかしくて。そのデータから遠藤選手のコンディションが悪いということを早目に見つけて対処することができました」

『オーラリング』は指にはめるスマートリングで、心拍数や体表温、睡眠などの生体信号を測定して、健康管理や生活習慣の改善をサポートするデバイスのこと。フィンランドのオーラ社が2013年に発売した。

その技術がサッカー日本代表でも導入されており、それが遠藤に起きた異変の早期発見に役立ったという。

日本代表の選手たちはほとんどがヨーロッパでプレーしており、代表戦の際には世界でも最長レベルの長距離移動を余儀なくされる。そうしたハンデがある中でも最新の技術を活用しながら選手たちの身体を守っているようだ。

主将の欠場で結果としてオーストラリア戦は引き分けてしまったが、束の間の休息をとることができた遠藤はその後イングランドへ戻り、すぐにチームへ合流。週末の試合ではベンチ入りした。

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なお、森保監督は「データだけを見ると、眠れていないとか脈拍が少しおかしいとかなったりしますけどそういうことは生活している中であり得ます。本人が心身共に健康な状態であれば、多少乱れていてもそこはプレーできるという判断でほとんどの場合はプレーしてもらっています」とも語っている。

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