今季からクリスタル・パレスでプレーする日本代表MF鎌田大地。
フランクフルトでも指導を受けたオリヴァー・グラスナー監督が率いるチームは苦しんでいたが、この3試合は2勝1分と調子を上げつつある。
鎌田は10月30日のアストン・ヴィラ戦で決めたゴールが、その得点がパレスの月間ベストゴールに選ばれた。そのことを知らされた鎌田は、当初何のことか分からずに表情をなくしており、同僚ウィル・ヒューズから「ダイチ、スマイル、スマイル!」と突っ込まれていた。
そうしたなか、『Guardian』は、今週末のプレミアリーグで注目すべき10のことをピックアップ。鎌田の話題はその2番目に選ばれていた。
「エベレチ・エゼの欠場で鎌田が主役に。
今週のトレーニングでハムストリングを痛めたエディー・エンケティアはしばらく離脱することになり、オリヴァー・グラスナー監督は3000万ポンド(59億円)で獲得した彼をメインストライカーのジャン=フィリップ・マテタより優先させるかどうかという頭痛の種を軽減させたかもしれない。
ただ、指揮官は土曜日に行われる重要なフラム戦に火力不足の状態で臨むことになる。なぜなら、起用できるFWが3人しかいないのだ。
エゼもハムストリングの問題でいまだに離脱しており、クリエイティビティを発揮する責任は鎌田にのしかかるかもしれない。
クラブ最高給選手であるこの日本FWは、フランクフルト時代にグラスナー監督のもとでプレーしていたもにもかかわらずロンドンに慣れるのに時間がかかった。ただ、この2試合で調子を取り戻したように見える」
鎌田はパレスでの給与はラツィオ時代からも下がったと話していたが、それでもチーム最高給だとか。
攻撃陣に負傷者が相次ぐパレスでは、その鎌田への期待が高まっているようだ。彼の本職はMFだが、ここではFWという扱いをされていた。