Jリーグ同様にブラジルも国内サッカーがシーズン佳境を迎えている。
コパ・ド・ブラジル決勝は、元Jリーガーであるフッキ擁するアトレチコ・ミネイロを2試合合計4-1で下したフラメンゴが優勝を遂げた。
ただ、10日にアトレチコ・ミネイロのホームで行われた2ndレグでは爆弾事件が起きていたという。
『Lei em Campo』や『Globo』によれば、後半37分にアウェイのフラメンゴが得点した直後にピッチ上に爆発物が投げ込まれたそう。
その爆発によって、67歳のカメラマンが負傷。右足の指3本を骨折したほか、裂傷を負い、腱も断裂したため、手術を余儀なくされたとのこと。
ミナスジェライス州の記者協会は、この事件を受けてアトレチコ・ミネイロと試合が行われたアレナMRVを批判した。
「我々はアトレチコ・ミネイロのファンに扮した破壊者による暴力行為によって被害を受けたすべての会員と他の報道関係者と連帯している。アレナMRVとアトレチコ・ミネイロに対し、会員の身体的安全と機材の保証・保護をするためのの措置を講じるように求める」
フラメンゴの元ブラジル代表DFダヴィド・ルイスも、カメラマン負傷を受けて、「プロが家を出て仕事をし、このような目に遭うことを常態化させるわけにはいかない。こんなことは許されない!」とのメッセージをSNSに綴っている。
ミナスジェライス州警察は、犯人を特定するための捜査を行っている。この試合をめぐっては、暴行、脅迫、暴動の挑発などの事件がほかにも起きたそう。