近年、世界のサッカー界で存在感をみせているレッドブルグループ。
今年8月には、大宮アルディージャの全株式を取得したことが発表され、クラブは来シーズンからRB大宮アルディージャとして生まれ変わる。
これまでレッドブルが買収してきたクラブは、ほぼすべてのクラブが大きな成功を収めてきた。
この2024年には、いよいよアメリカサッカー界の頂点を極めようとしている。
かつてメトロスターズと呼ばれたMLS(メジャーリーグサッカー)のニューヨーク・レッドブルズは、2006年にレッドブルに買収された。
それからおよそ20年。クラブは東地区のレギュラーシーズン1位を5度、東西両地区で最も成績がよかったクラブに与えられる『サポーターズ・シールド』を3度獲得している。
ポストシーズンには15シーズン連続で進出しており、これは同国の記録となっている。
ただそのシーズンの王者に認定されるMLSカップを制したことはなく、2008年に準優勝が一度あるのみ。
今年のレギュラーシーズンは、リオネル・メッシを擁するインテル・マイアミが圧倒的な強さで東地区を制し、レッドブルズは大きく離された7位に終わった。
しかしプレーオフでインテル・マイアミはまさかの早期敗退。一方のレッドブルズは接戦を制して勝ち上がり、先週にはオーランド・シティを下して東地区の王者へと輝いた。
今週行われるMLSカップで、元日本代表DF吉田麻也がキャプテンを務める西地区王者のLAギャラクシーに勝利すると、2024シーズンの頂点に立つ。
世界を席巻するレッドブルグループがMLSで初優勝するか、それともLAギャラクシーがそれを阻止し、MLBを制した大谷翔平に続いて日本人が全米を制覇するのか。
吉田は、この一戦に向けた会見で「歴史を作る時が来た」と優勝への意欲をみせていた。
大宮がビッグクラブに?『レッドブル』が所有するクラブの劇的すぎる「ビフォーアフター」
今年のアメリカサッカー界の頂点を決めるMLSカップは、7日(日本時間8日早朝)に行われる。