週末にかけて日本列島を寒波が襲う見込みだが、遠く離れたイングランドの地でも大雪の影響が出ているようだ。9日、イギリス『Mirror』が伝えた。
日本時間13日の午前0時に行われるFAカップ3回戦のアウェー・アーセナル戦に向けた準備を進めるマンチェスター・ユナイテッド。練習場であるキャリントンに車で向かう選手たちは積雪の影響で徐行運転を余儀なくされた。
裁判所から8日に、運転禁止の処分を受けたイングランド代表DFハリー・マグワイアは送迎車に乗ってキャリントン入り。そのほか、今夏より加入したウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテも、アルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスの車の助手席に座っていた。
また問題はピッチ外でも発生。
FAカップの規則により、ユナイテッドはアウェーファンのために最大15%(9,000枚)のチケットを割り当てる権利がある。だが、当チケットの座席の一部はロンドンにあるエミレーツ・スタジアムの上層階に設置される予定であるため、安全上の懸念から、割り当てられた座席に観客が座れない可能性があるという。
安全上の理由から、エミレーツ・スタジアムの上層階では長時間の立ち見は禁止されており、そのためアウェーファンはそこに座ることができない。しかし、エミレーツのインフラの都合上、9,000人のアウェーファンが下層階に座ることもできず、空席が生まれる可能性が生じている。
現在、割り当てられたのはわずか7,956席(全体の13%強)に留まっているというが、大一番を満員のスタジアムで埋められるだろうか。