2017年にフランス代表DFのテオ・エルナンデスに性的暴行を受けたと訴えていた女性モデルが、「虚偽告訴だった」と認めたとのことだ。
事件は2017年6月4日に起こったと伝えられていたもの。テオ・エルナンデスを訴えていたのは不動産業界の大物の娘であるルイサ・クレムレワである。
彼女はモデルを中心としながらテレビのリアリティ番組などに出演してきたタレントで、テオ・エルナンデスとはナイトクラブでのパーティで出会ったという。
そしてマルベーリャのクラブ「オリビア・バレレ」の駐車場に置かれていたポルシェ・カイエンの中でテオ・エルナンデスから強制的に性行為をされたと訴えていた。
しかし、駐車場にあった監視カメラの映像に不審な点があったこと、そして強姦されたとされる時間以降に「いつ一緒に帰るの?」と親しげにメッセージを送った履歴が発見されたため、わずか2日で警察は捜査を打ち切っていた。
2020年からは逆にルイサ・クレムレワの虚偽告訴に関する裁判が行われており、今回彼女が「ウソの告発だった」と認めたことが明らかになった。
『Mirror』の報道によれば、この事件を担当した判事は以下のように判決を下していたとのこと。
「2017年6月4日未明、被告のルイサは友人グループとともにVIPエリアのテオ・エルナンデスと会う約束をしていた。
午前4時頃、二人は性行為をする予定で会場を出た。駐車場において双方の合意のもとで行為に及んだあと、ナイトクラブに戻った。
被告はその後テオ・エルナンデスの自宅で二人きりになろうとしたが、それに反対した友人グループと喧嘩になり、最終的に1人で家に戻った。
そして午前8時頃、ルイサは復讐のため、さらにはテオ・エルナンデスの名声を利用するために警察へと電話をかけ、レイプ被害にあったと告発した」
なお、ルイサ・クレムレワには2年の禁固刑が求刑されていたが、司法取引に応じたことで「6ヶ月の禁固刑(執行猶予付き)+1500ポンド(およそ27万5000円)の罰金」という判決になったとのこと。