サッカー選手を目指していた10歳の少女が車にはねられて死亡する痛ましい事故が英国で起きた。
『BBC』などによれば、10歳のポピー・アトキンソンさんは水曜日夕方、カンブリアでサッカーの練習に参加していた際に車にはねられて死亡したという。
8歳の少女も病院に搬送されて治療を受けたが、命に別状なし。地元警察は40歳の男を逮捕したが、「この事件が故意によるものであることを示す兆候はない」という。
目撃者によれば、事故は17時頃に起きたそう。
「すべてがあっという間だった。私達がピッチに入ったとたん、車が上部の柵を突き破ってやってきて、ピッチに着地した。
(どうやって車がピッチ上に侵入したか)まったくわからない。とにかくパニックだった。子どもたちは明らかに怖がっていたが、コーチたちは本当にうまく対処してくれた」
駐車場と練習場の間には縁石、歩道、フェンスがあり、クラブ関係者は、「ピッチに飛び込むほどのスピードを出す車は予想できなかった」と語っている。
ポピーさんは、宮澤ひなたも所属するマンチェスター・ユナイテッドでプレーすることを夢見ていた。
遺族は「ポピーは多くの人の人生に影響を与えた。その理由は明白。彼女のエネルギー、性格、精神、そして、サッカーへの情熱は伝播し、多くの人々の心を動かした。残された穴は大きく、二度と元通りになることはない」と打ちひしがれている。
ユナイテッド、そして、ポピーさんが憧れていたというコービー・メイヌーらも哀悼の意を表している。
また、マンチェスター・シティで長谷川唯らと仲良しだったイングランド女子代表クロエ・ケリー(現アーセナル)も「私の思いはポピーさんの遺族、チームメイト、友人とともにある」とその死を悼んでいる。