2019年に公開された韓国映画『パラサイト 半地下の家族』は、アカデミー作品賞を受賞するなど世界的な話題になった。
同作品を手掛けたポン・ジュノ監督の最新作『ミッキー17』が公開になった。
この作品は2022年に出版されたSF小説『Mickey7』を原作としたもの。
そうしたなか、ジュノ監督がYouTubeチャンネル『DALSOOLIVE』に登場。韓国メディアによれば、ジュノ監督はサッカー狂と呼べるほどの人物で、「本当のサッカーファン」であることを明かしたとのこと。
『ミッキー17』というタイトルは、17歳が大人に向けて神的に成長していく年齢という意味だけでなく、「実は大好きなKDB(ケヴィン・デブライネ)が17番だから、ミッキー17なのさ」とも語っていたとか。
世界的なスターであるベルギー代表デブライネは、マンチェスター・シティで背番号17をつけている(代表では7番なのだが)。
また、劇中に登場するTimoという登場人物は、ドイツ代表ティモ・ヴェルナー(トッテナム)から、Kai Katzという登場人物も同じくドイツ代表カイ・ハヴァーツ(アーセナル)からとったものだそう。ハヴァーツのつづりは、Kai Havertzなので確かに似ている。
「ティモという名前はドイツ語で詐欺師という意味もあるので、キャラクターによく合うので変えた。でもこのバカは詐欺師だ。その給料で何もできないんだから」とも語っていたとか…。
韓国代表ソン・フンミンと同じトッテナムでプレーするヴェルナーだが、今季は27試合でわずか1ゴールしか決められていない。
また、監督は「ミッキー17のスタッフの中に熱狂的なアーセナルファンがいる。ソンがいるトッテナムを応援しているのかと聞かれて、そうだと答えたら雰囲気が冷たくなった」と語り、笑いを誘ったとも(アーセナルとトッテナムはロンドンを本拠地とするライバル)。
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そんなジュノ監督は、次回作のアニメを制作中だが、ラカゼット(元アーセナルFWアレクサンドル・ラカゼット)という名前の登場人物がいるとも明かしていたとのこと。