セルティックの日本代表FW前田大然が4月4日、自身のXで「自叙伝を出します。僕のこれまでのすべてが詰まった一冊です」と告知した。現役でプレーしている選手が自叙伝を刊行するのは異例であり、英国メディアは「これはセルティックとの別れを示唆しているのではないか」と一斉に反応している。出版は5月13日を予定しており、日本語版のみで販売される。
「なぜ今なのか」——出版タイミングに英メディアが注目
英メディア『67 Hail Hail』の報道によると、前田が「これまでの旅のすべてを収めた一冊」と表現したことが注目を集めている。同メディアは、現役選手が引退前にキャリアの全貌を語る自叙伝を出すことは現代サッカーでは異例であり、「セルティックでの歩みを、すでに語り終えられる『完結した章』として提示している」との見方を示した。また、英メディア『Celts Are Here』も「昨夏にセルティックからの移籍が直前でキャンセルされた経緯があり、その後はポジションも固定されていない」と指摘し、今夏の移籍の可能性に言及した。出版社「幻冬舎ライブラリー」の紹介文には「前田大然が初めて明かす、数え切れないほどの挫折と、それを乗り越えてきた戦いの記録」と記されている。
前田自身が語ったセルティックへの思い
前田は3月にセルティックでの通算200試合出場を達成した際、「自分でも海外でここまで長く同じクラブに在籍するとは想像していなかった」と語り、Celtic TV公式インタビューでは「家族のサポートなしにここまでプレーできなかった」と家族への感謝を明かしている。2022年1月にセルティック入りした前田は、2023年7月に2027年までの契約延長に合意しており、2024-25シーズンは公式戦33ゴールの自己最多得点を挙げてスコティッシュ・プレミアシップの年間MVPも受賞した。ただし、今季は8ゴールにとどまっており、昨夏に移籍が実現しなかった背景もあって、今夏のW杯後の動向に注目が集まっている。
