ロサンゼルス・ドジャースの右腕・佐々木朗希が、2026年シーズン序盤から深刻な不振にあえいでいる。ここまで3試合に登板して0勝2敗、防御率6.23(13回9自責点)という数字となっており、その投球内容をめぐる懸念の声が米国メディアで相次いでいる。スプリットの制球を中心とした不安定さが指摘される一方で、球団とデーブ・ロバーツ監督は先発ローテーション継続の方針を崩していない。
防御率15.58のオープン戦から続く制球難
今季開幕前のオープン戦(スプリングトレーニング)では4試合、8回2/3を投げて防御率15.58と課題は開幕前から鮮明だった。開幕して2回目の登板となったナショナルズ戦(4月5日)では5回6失点を喫し、前回登板のレンジャーズ戦(4月12日)では6奪三振を記録した一方で5四球を与え、MLB自己最多タイとなるフォアボールを献上して4回2失点でマウンドを降りた。米スポーツ誌『Sports Illustrated』は、「才能は本物だが現時点での一貫性の欠如が問題だ」と報じている。
捕手ラッシングの指摘「スプリットが機能しない」
前回登板後、コンビを組んだキャッチャーのダルトン・ラッシングはメディアに対し「とにかく安定しない。スプリットはストライクが取れず、相手チームに毎回見送る機会を与えてしまう」と率直に不安を口にした。こうした試合後のコメントが話題を集めているのは今回が初めてではなく、ラッシングは以前の登板後にも同様の姿勢で佐々木に厳しく向き合っていたことが報じられている。一方でロバーツ監督は「スネルが復帰した際にも、朗希をブルペンに回すつもりはない」と明言しており、次回登板は4月19日のロッキーズ戦に決定した。才能の片鱗と制球難が同居する状況は続いており、チームも本人も正念場が迫っている。

