ポルトガルの大手スポーツ紙『A Bola』が、町田ゼルビア監督の黒田剛を「日本を驚かせ、コンセイソンをアジア・チャンピオンズリーグから退けた高校の先生」と題して大きく特集した。同誌は今回のACLベスト4進出を「FMやCMのゲームではなく現実の話だ」という書き出しで紹介しており、黒田監督の異色の経歴が欧州のスポーツメディアの注目を集めている。黒田監督が率いる町田は4月17日、AFC チャンピオンズリーグエリートの準々決勝で、元ポルトガル代表の名手でもあるセルジオ・コンセイソン監督率いるアル・イテハドを1-0で撃破し、準決勝に駒を進めた。

高校の教師として28年……プロ未経験の男が刻んだ経歴

『A Bola』は紙面で黒田監督を以下のように紹介している。「黒田剛は55歳で、2022年まで28年間にわたり青森山田高校の体育教師とサッカー部監督を兼務し、柴崎岳や松木玖生ら日本代表選手を輩出してきた」。黒田は2016年から2022年にかけて高校サッカーで8つのタイトルを獲得。プロ指導の経験がないまま2023年に町田ゼルビアの監督へ転身し、就任初年度でJ2優勝とJ1昇格を成し遂げた。J1初参戦となった2025年は第30節まで首位に立ち、最終的に3位でフィニッシュしている。

ロングスローで難敵撃破、次もポルトガル人監督…本国メディアも注目する準決勝

黒田監督はアル・イテハド戦の後、勝利の要因を自ら説明した。「ロングスローは我々の戦術のひとつ。毎日練習していることであり、サッカー界では珍しい。おそらく相手を驚かせたのではないか。そこからゴールが生まれ、試合に大きな影響を与えた」と語っている。また、「多くのチャンスはないと分かっていたので、少ないチャンスをものにし、無失点を保った。これが我々のサッカーだ。チームをとても誇りに思う」とも述べている。準決勝の相手は、元ポルトガル代表MFのパウロ・ソウザが監督を務めるUAEのアル・アハリとなるが、コンセイソンに続いてポルトガルの指揮官が率いるクラブとの対戦となるため、ポルトガルでも注目が集まっているようだ。

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