シカゴ・カブスのクレイグ・カウンセル監督が4月21日、大谷翔平の二刀流指定(two-way player designation)により、ドジャースだけが実質14人の投手をロースター登録できるMLBの規定を「最も奇妙なルールだ」と公然と批判した。MLB全30球団に平等であるはずの編成ルールに、事実上の例外が生じているとして物議を醸している。今永昇太が所属するカブスは今季、投手陣が10人超の故障者リスト入りという深刻な事態に直面しており、カウンセル監督の発言にはそうした切迫した状況も反映されている。

導入6年間で該当者は大谷ただひとり「1チームだけが異なるルールで戦っている」

米メディア『AP通信』によると、MLBの規定では開幕から8月31日まで、各球団がアクティブ26人ロースターに登録できる投手は最大13人だ。しかし大谷は「二刀流選手」として指定されているため投手としてカウントされず、ドジャースは実質14人の投手を抱えられる状態にある。カウンセル監督は試合前の会見でこのルールについて問われ、「このルールは攻撃力を高めるためのものだと思う。そして、あるチームだけが実質的に両方を1人で賄える選手を抱え、その選手に特別な扱いがなされている。これはおそらく最も奇妙なルールだ……1チームだけのために」と語った。さらに「こんな選手は他にいないが、1チームだけが異なるルールで戦っている」とも述べた。

二刀流指定は2020年に導入されたが、導入この条件を満たす選手は大谷ただひとりだ。

元GM・ボウデン氏も同調、カブスは投手10人超が離脱中

同様の見解は他の野球関係者からも上がっている。レッズやナショナルズでGMを務めたジム・ボーデン氏は4月20日、自身のXへの投稿で「ドジャースが投手を1人多く抱えられる特例はMLBが見直すべき時だ」との見方を示した。一方、カブスは今季、先発三本柱のケイド・ホートン(今季絶望)、ジャスティン・スティール、マシュー・ボイドに加え、クローザーのダニエル・パレンシアらを含む10人超の投手が離脱する非常事態にある。カウンセル監督とボウデン氏の発言が相次いだことで、このルールへの異議申し立ては監督個人の見解にとどまらない広がりを見せている。

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