ボストン・レッドソックスの吉田正尚が4月17日(日本時間18日)、本拠地フェンウェイ・パークでのタイガース戦に代打で起用され、延長10回にサヨナラ安打を放った。シーズン22試合時点で打率.324・出塁率.477・OPS.889はいずれもチームトップクラスの数字だ。それでも吉田のスタメンは安定しない。なぜこれだけの結果を出しながら、レギュラーを固定されないのか。
打率チームトップでもベンチ。5人外野手の渋滞という壁
米メディア『Boston Globe』の報道によると、吉田がレギュラーを確保できない最大の理由は外野手の人員過多だ。ロマン・アンソニー、ジャレン・デュラン、セダンヌ・ラファエラ、ウィルヤー・アブレウという4人にDH枠を含めると、実質5人が4つのポジションを争う構造になっている。コーラ監督も「誰かがどこかでベンチに座らざるを得ない」と認めており、吉田はその割を食う形が続いてきた。それでも限られた出場機会で着実に数字を積み上げ、サヨナラ打の3日後にあたる20日(日本時間21日)の同カード最終戦でも4番DHで起用に応え、4打数2安打2得点と結果を残した。
控え生活に「慣れていない」と吐露した男が、代打一振りで証明したもの
同メディアには試合前に吉田が「こういう状況(控え)は自分が慣れていない。出るからにはスタメンに入ることが目標だ」と率直に心境を明かしていた。それでも1死一・三塁の場面で代打起用に応え、タイガースの5人内野シフトを突く高バウンドの打球でサヨナラを決めた。米メディア『Sports Illustrated』によると、ESPNインサイトのデータでレッドソックス選手による代打サヨナラ安打は2014年7月のマイク・カープ以来だ。コーラ監督は「彼は好打者だ。球場全体が沸く中、冷静に自分の球を待ち、しっかり叩いた」と称賛。ファンからもSNS上で「なんでレギュラーで使わない」「彼をスタメンに入れろ」という声が相次いでいる。
