ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手が、2025年ワールドシリーズMVP受賞後に初めて心境を詳細に語った。重量感のある「ウィリー・メイズ・ワールドシリーズ MVPトロフィー」を両手で慎重に持ち上げた場面が印象的だったが、その理由は思わず笑いを誘うものだった。チームの絶対的エースとして2025年シーズンを全うした山本が、改めてその重みを言葉で振り返った。
トロフィーを持ったとき「ケガしたくなかった」
ドジャース公式メディア『Dodger Insider』のインタビューによると、山本は「試合直後は完全に力が抜けていて、トロフィーで怪我をしたくないと思っていた」と振り返った。2025年ポストシーズン、山本はワールドシリーズでの3勝を含む5勝を挙げ、ポストシーズンの防御率は1.45をマーク。インタビュアーのカリー・オスボーン記者は、ワールドシリーズMVPを受賞したドジャースの投手としてサンディ・コーファックスとオーレル・ハーシュイザーに並ぶ高い評価を与えた。また、山本は2025年のドジャース先発陣で唯一レギュラーシーズン30先発を達成しており、ナショナルリーグのサイ・ヤング賞投票で3位に入っている。
「チームが苦しいときにマウンドに上がりたい」
山本は同インタビューで「エースとは、連敗を止める投手、チームが最も必要とするときに結果を出せる投手。それが自分の目指す姿だ」と定義した。ロバーツ監督は「山本はチームにとって自分が最善の選択肢だという自信があるから、苦しい場面でも登板を志願する。それは偉大な投手を偉大たらしめるものだ」と評した。捕手のウィル・スミスも「第7戦の前日に話したとき、彼は1イニングでも投げると言っていた。それが3イニングになった。特別な男だよ」とワールドシリーズでの姿を称えている。
