浦和レッズのポーランド人監督マチェイ・スコルジャが、リーグ戦残り6試合というタイミングでクラブから契約を解除された。通常ならば批判が噴出しかねない「シーズン途中の解任」だが、日本のサポーターから沸き起こったのは怒りではなく、感謝と惜別の声だった。ポーランドメディア『Weszło』がこの異例の光景を「日本でスコルジャへの涙が止まらない」と題して大きく報じ、国境を越えた感動の話題となっている。
ACL制覇、W杯でシティと対戦——残した実績
ポーランドメディア『Weszło』の報道によると、スコルジャは在任中にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でサウジアラビアのアル・ヒラルを決勝で下して優勝を果たし、クラブワールドカップではマンチェスター・シティとも対戦した。2度の指揮で通算126試合、48勝34分44敗という成績を残している。今回の解任についてローカル専門家の飯尾篤史氏は「クラブには違約金を払う予算がなかったため、シーズン途中まで続投せざるを得なかった」との見方を示した。
「ポーランド代表監督の道を蹴って来てくれた」サポーターの声
同メディアが紹介したサポーターのコメントは、いずれも深い敬意に満ちたものだった。「スコルジャは紳士で名誉ある人だった。だからこそ悲しみが込み上げる」「ポーランド代表監督への道があったのに浦和を選んでくれ、ACLタイトルをもたらしてくれた。本当に感謝している」「逃げない、言い訳をしない、いつも矢を自分に向けた——それがマチェイ・スコルジャという人間だった」。ポーランド語の「dziękuję(ありがとう)」と書かれたサイン入り写真やポーランド国旗を掲げる日本人ファンの画像も拡散しており、同メディアは「似たトーンの投稿が数え切れないほどある」と伝えた。
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