シカゴ・ホワイトソックスの村上宗隆内野手が、3時間の雨天中断を経た深夜の試合で起死回生の逆転3ランを放ち、全米を沸かせた。4月28日(現地時間)のロサンゼルス・エンゼルス戦、7回時点で4点ビハインドの劣勢を跳ね返してチームを逆転勝利に導いた一打は、「MUNE AT MIDNIGHT!」という球団公式Xの投稿とともに瞬く間に拡散し、大きな話題を呼んだ。
雨天中断3時間、9打席無安打……村上宗隆が試合をひっくり返した
雨天中断で試合開始が大幅にずれ込み、多くのファンが球場をあとに帰宅の途についた7回裏、ホワイトソックスは打線がつながり1点差に迫る。なお2人の走者を置いた場面で打席に立った村上は、直前の9打席連続無安打・5三振のスランプを一振りで吹き飛ばす3ランを放つ。村上の本塁打はMLBトップとなる12号で、開幕から29試合での12本は球団史上でも屈指のペースだ。地元紙『Chicago Sun-Times』が伝えたところでは、開幕から放った12本の長打がすべて本塁打という記録はMLB史上の新記録でもある。
短期契約で挑んだ男が語った、ホワイトソックスへの愛
この一打に至る背景には、村上自身の契約事情がある。今オフ、長打力は折り紙付きながら三振率の高さを警戒した各球団は長期契約を見送り、村上は2年総額3,400万ドル(約51億円)という短期契約でホワイトソックスに加入した。本人は「明らかにオファーを出すチームがいなかった。ホワイトソックスが選んでくれてとても嬉しい。チームメイトもコーチも全員が大好きだ」と語った。同チームのGMクリス・ゲッツは「彼は我々の期待を超えた。これほど早くエリート級の攻撃力を見せるとは思わなかった」と率直に認めている。
