5月に入り大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)の打撃不振を懸念する声が高まっている。だが、米メディア『Dodger Blue』は5月1日付の記事で「大谷は本当に不調なのか」と題した分析を掲載し、現時点の数字が実は例年の序盤と大差ないことを示した。"二刀流完全復帰"という新たな条件が加わった今季、打者としての評価には慎重な文脈が必要だという論調だ。

データが示す「例年通り」の実態

同メディアによると、大谷の今季のwRC+(得点創出力の指標)は143(5月1日時点)で、過去のキャリアにおける3〜4月平均151と大きく乖離していない。一方、直近3年間の5月のwRC+は210を記録しており、「歴史的に5月から打撃が本格化する傾向がある」との見方を示した。課題として指摘されたのはピッチセレクション(打席での球の見極め)で、バレル率や平均打球速度などの「質の指標」は依然としてリーグトップ水準にあるという。

ロハスが庇い、監督が認めた"チームの本音"

こうした状況についてデーブ・ロバーツ監督は「投球への集中度が増しているいま、打撃に割けるエネルギーが削られるのは避けられない」と率直に語った。同監督はまた、今後も登板日に打者としての出場を外す選択肢も検討していることを明かし、登板後の回復に充てる時間を増やす方針を示している。チームメイトのミゲル・ロハスは打線全体の低調を自分たちの責任だと主張し、大谷への批判をかわしてみせた。

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