レアル・マドリードのキリアン・エムバペが、5月10日のエル・クラシコ(対バルセロナ)の23人のメンバーから外れた。前日土曜の練習には参加していた姿が確認されていたにもかかわらず、最終セッションで「体調が良くない」と訴え、欠場が決定した。バルセロナにホームで0-2と完敗し、優勝を目前で確定させてしまった一戦でエースを欠いたことは、深刻な内部問題を抱えるクラブに追い打ちをかけた。
メンバー登録前日に全体練習、当日に「体調不良」
エムバペは4月24日のレアル・ベティス戦で左脚のハムストリングを負傷して以来、出場から遠ざかっている。その離脱中にイタリアでパートナーとヨット休暇を楽しむ写真が拡散し、批判が殺到。レアル・マドリードはこれを「クラブが厳格に管理した回復期間の一環であり、キリアンの献身と日々の努力の実態とかけ離れた解釈だ」と反論していた。木曜のフィットネステストを通過し、金曜には全体練習に合流していたため出場が有力視されていたが、土曜の最終セッションで状態が悪化し、最終的に登録メンバーから外された。これを受けて、ワールドカップを前にクラシコでリスクを冒したくないのではないかという仮病説がSNS上で拡散されていた。
得点王なのに「売ってくれ」3000万超の声
当初20万筆の目標で始まった「エムバペ・アウト」と題するオンライン署名は、急速に拡散して3000万筆を超えた。仏紙『ル・パリジャン』によると、セキュリティ専門家は人工知能を使ったボットが署名している可能性も指摘しており、全てが実際のファンによるものではないとみられる。それでもエムバペへのファンの不満は本物で、リーグ戦24ゴールの得点王でありながら、加入後2シーズン続けてクラブが主要タイトルを獲得できていないという結果が批判の根底にある。チームメートのバルベルデとチュアメニの練習場での衝突・流血騒動も重なり、クラブ全体が異常事態に陥っている。
