FCバルセロナのハンジ・フリック監督は5月11日(現地時間10日)、父の訃報を受けた当日にレアル・マドリードとのエル・クラシコへ臨み、クラブをラ・リーガ連覇へ導いた。スペイン紙『Marca』によると、フリックは「この日を一生忘れない。私にとって辛いスタートだったが、このチームは特別だ。本当に家族のようだ」と語った。選手たちに高々と抱え上げられた場面は、「今季最も感動的な瞬間」として各メディアが速報し、世界中に拡散している。
訃報の当日に指揮台へ
バルセロナは試合開始数時間前、フリック監督の父が亡くなったことを公式声明でXに投稿した。クラブは「FCバルセロナとブラウグラーナ・ファミリー全員が、ハンジ・フリックに愛を送る。あなたの悲しみを共に分かち合い、この困難な時に思いを寄せる」と表明した。フリックは朝のミーティングで選手とコーチングスタッフに訃報を自ら告げ、試合に残る決断をしていた。レアル・マドリードも同様に声明を出し、フリックと家族へ弔意を示している。試合前には両チームの選手が黒い喪章を着用し、1分間の黙祷が行われた。
前半18分で2-0——62,000人の前で連覇確定
バルセロナはキックオフ9分、マーカス・ラッシュフォードが直接FKをゴール左上隅へ叩き込み先制。さらに18分、ダニ・オルモのバックヒールを受けたフェラン・トーレスがゴールを決め、満員の62,000人が詰めかけたカンプ・ノウを沸かせた。試合は2-0のまま終了し、バルセロナはフリック体制2年連続となる、クラブ史上29度目のラ・リーガ制覇を達成した。交代出場したフレンキー・デ・ヨングは現地メディア『Movistar』の取材に「マドリードに勝ってホームでタイトルを取れたことが、この優勝をより特別なものにしている」と語っている。
