チェルシーFWジョアン・ペドロが、クラブ年間最優秀選手賞を受賞した。喜びに満ちたはずのニュースだが、発表のタイミングはペドロがFIFAワールドカップ2026に出場するブラジル代表メンバーに落選したわずか数時間後のことで、「残酷な皮肉」として世界中で話題を呼んだ。代表落選という屈辱と、クラブ最高の栄誉が同じ一日に重なるという前代未聞の一幕となった。
デビューシーズンに刻んだ歴史的数字——それでも足りなかったのか
英メディア『Goal.com』によると、ペドロはプレミアリーグで15ゴール・5アシストを記録し、エデン・アザール、ディエゴ・コスタ、コール・パーマーらと並ぶ「デビューシーズンにプレミアリーグ20ゴール関与」を達成したチェルシー史上6人目の選手となった。なお、全コンペティション合計では25のゴール関与を達成しており、ブライトンから6,000万ポンド(約113億円)で加入した24歳が残したこの数字は、どう見ても代表の座に値するものだった。
「遺憾だが他を選んだ」アンチェロッティ監督が口にしなかった名前
ブラジル代表のカルロ・アンチェロッティ監督は、W杯メンバー26名を発表した際、「ペドロは今季の活躍を考えれば本来この名簿にいるべき選手だったが、残念ながら他の選手を選んだ」と語った。代わりに選出されたのはネイマールで、ペドロ自身がかつて『TNTスポーツ・ブラジル』の取材に対し「アルゼンチンにとってのメッシのような存在」と評し、その選出を支持していた人物だった。
落選を知ったペドロはInstagramに「常に最善を尽くした。W杯という夢は叶わなかったが、落ち着いて集中し続ける。喜びとフラストレーションはサッカーの一部だ。今後はいちファンとしてブラジルの6度目の優勝を応援する」と投稿した。
