ブライトンのMF三笘薫がキャリアの岐路に立たされている。5月9日のウルヴァーハンプトン戦でハムストリングを負傷し、FIFAワールドカップ2026の日本代表メンバーから無念の落選を余儀なくされた。「世界の舞台で活躍してから移籍」という計画が狂った形となり、契約残り1年という状況と大型クラブからの関心が重なるなか、去就への注目が高まっている。
ヒュルツェラーが「非常に重要」と語る選手
英メディア『Sky Sports』によると、三笘はブライトンに対し現契約の延長を望む意向を伝えており、クラブ側も好条件での新契約締結に前向きだという。さらに同メディアが伝えたところでは、ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督も「三笘はチームにとって非常に重要な選手だ」と公言している。今冬にはサウジアラビアのアル・ナスルが約135億円(£9,000万)で獲得しようとしたが、三笘本人が移籍を望まず、ブライトンも即座に拒否した経緯がある。
スカウト派遣を繰り返すバイエルン、移籍金の目安は約67億円
独メディア『SPORT BILD』によると、バイエルン・ミュンヘンはブライトンにスカウトを複数回派遣し、スポーツダイレクターのマックス・エバールとクリストフ・フロイントが三笘の代理人と直接会談を行ったという。獲得に要する移籍金は約60億〜67億円(4,000〜4,500万ユーロ)とみられており、本格的なオファーに向けた地ならしが着々と進んでいる。
英メディア『Liverpool.com』によると、リバプールも長期的な関心を持つとされ、ブライトンのCEO、ポール・バーバーもBBC『Football Focus』のインタビューで「できる限り主力を手放したくないが、適切なタイミングで売却する準備はある」と語っており、クラブとして移籍容認の姿勢を示している。ただし、アレクシス・マック・アリスター(リバプール)がブライトンとの新契約の8か月後にリバプールへ移籍した前例があり、「新契約は移籍防止ではなく、売却額を高める手段に過ぎない」ともみられている。三笘の「残りたい」という意思がそのまま実現するかどうかは別の話になりそうだ。
