ロサンゼルス・ドジャースの先発右腕、佐々木朗希が現地5月23日のミルウォーキー・ブルワーズ戦で、初回に3失点を喫しながら5回を投げ切り、チームの11対3の大勝を導いた。守備のエラーも絡む苦しい立ち上がりだったにもかかわらず、2回以降に立て直してマウンドに留まり続けた。この日の投球がスタッツの数字以上に話題を集めているのは、それが「エースになれる投手の振る舞い」そのものだったからである。
佐々木への「プレッシャー」が和らいだ瞬間
『MLB.com』によると、試合の流れが変わったのは4回のテオスカル・エルナンデスの3ランホームランだった。これがこの日の実質的な逆転打となり、エルナンデスは最終的に6打点を記録してキャリアタイ(4度目)の数字に達した。
同選手は「リードを奪えたことが大きかった。佐々木にかかるプレッシャーが和らいで、初回後に見せていた投球を続けられたんだ。最高のイニングだった」と語った。佐々木はこの援護を受けた後も5回の三者凡退を含む安定した投球を続け、結果的に2回2死以降はブルワーズ打線を10人連続でアウトに打ち取っている。
ロバーツが「勝利を自力でもぎ取った」と断言
ロバーツ監督はこの日の佐々木の粘投を、単なる「立て直し」以上の意味で捉えていた。「序盤に打たれても、ブルペンを崩壊させないように投げ続ける方法を見つける——若い投手がそれを理解することが大切だ。5イニング投げ切って、彼は自分で勝利をつかみ取った」と語り、この登板の価値を先発投手としての責任論と結びつけた。
佐々木は前回登板のロサンゼルス・エンジェルス戦(現地時間5月17日)で7回1失点・8奪三振という今季最多イニングの投球を見せており、その直後の登板で初回に崩れながら踏みとどまったことが、ロバーツに「登板するたびに学び、メジャーの投手として着実に成長している。本当に感心させられる」という言葉を引き出した背景にある。
