ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸が5月24日(現地時間)、昨年10月のナショナルリーグ・チャンピオンシップで"歴史的な完投"と称された第2戦の舞台、アメリカン・ファミリー・フィールドに約7か月ぶりに帰ってきた。マウンドの出来は完璧ではなかったが、それでも7回1失点・被安打7・92球で試合を作り、ドジャースに5-1の勝利をもたらした。チームはこの勝利で5月15日から続いた遠征を7勝2敗で終えた。
制球が乱れても「9人」を打ち取った根拠
『MLB.com』によると、この日の山本は初球ストライク率63%(27打者中17回)と本来の制球力とは程遠い内容だった。ブルワーズ打線には打球速度95マイル(約152km/h)超の強い当たりを7本浴び、6回には2連打で走者を背負う場面もあった。
それでも終盤は修正し、最後に対戦した12人の打者のうち9人を打ち取っており、同メディアは今季最多となる13個のゴロアウトを記録したと伝えている。山本は「打者が積極的に打ってきていた。打者ひとりひとりに集中し、走者を背負った場面でより丁寧に投げることを意識した」と語った。
ロバーツが「エースの証明」と呼んだ投球
ドジャース監督のデーブ・ロバーツは「今日も試合を完全に支配していた。カーブは制球が定まっていなかったが、それでも投げ続けたし、その姿勢が良かった。スプリットとフォーシームは素晴らしかった」と評した。さらに同監督は「大事な試合でチームの期待に応える、それがエースというものだ。ストレスを乗り越えて必要な投球ができる。去年のポストシーズンのヨシほど、それを体現した選手いない」と続けた。捕手のダルトン・ラッシングも「本当に良い投球だった。球種の組み合わせがどうだろうと、三振の数がどうだろうと関係ない」と振り返った。
