ボルシアMG(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)が、日本代表MF・宇野禅斗の獲得に向けて他クラブとの競争を制しようと動いている。かつて日本代表DF板倉滉の成功で幕を開けたグラートバッハの日本人獲得路線は、町野修斗・高井幸大・福田師王と続いており、宇野はその「次の一手」と目されている。クラブがこれほど素早く動く背景には、過去の判断ミスへの強い反省がある。

躊躇しすぎた痛い記憶——高井の一件が動かした判断

独メディア『GladbachLIVE』の報道によれば、グラートバッハは高井幸大の獲得交渉で決断を先延ばしにし続けた結果、トッテナム・ホットスパーが500万ユーロ(約8億3,000万円)以上の契約を締結するまで動けなかった。最終的に冬に期限付き移籍でしか獲得できず、今夏また手放す結果となった苦い経験がある。

英メディア『Bulinews』はグラートバッハがボルシア・ドルトムントとの獲得競争でも優位に立っていると報じており、独『Sky Sport』のマーロン・イアルバッハー記者によると、宇野はグラートバッハへの移籍を自ら望んでいるという。

22歳、100万ユーロ未満の「格安」キャプテン

宇野は清水エスパルスで22歳にしてキャプテンを務め、日本代表でも2キャップを持つ守備的MFだ。『GladbachLIVE』によれば、市場価値は100万ユーロ(約1億7,000万円)未満と見積もられており、クラブにとって極めて安価な補強になり得る。同記者によれば、合意が成立すれば4年契約を結ぶ見通しで、ベルギーやオランダのクラブも関心を示しているが、宇野自身はグラートバッハを優先している。高井の件で学んだ「動くなら今」という判断が、今回の迅速な交渉姿勢に直結しているようだ。

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