ヒューストン・アストロズの今井達也投手が5月26日(現地時間)のテキサス・レンジャーズ戦で、先頭から2者連続四球という最悪の立ち上がりを見せながらも一転して覚醒。6回を無安打に抑え、チームの球団史上18度目となるノーヒッターに大きく貢献した。試合開始から投じた8球がすべてボールという制球難から一転、同一試合でこれほどの快投を演じた背景には、マウンド上で交わされたある一言があった。
8球ボールの後、コーチが告げた言葉
『MLB.com』のブライアン・マクタガート記者が伝えたところでは、今井は初回先頭のジョク・ペダーソン、2番アレハンドロ・オスナを連続四球で出塁させ、8球中8球すべてがボール球という内容だった。そこで投手コーチのジョシュ・ミラーがマウンドへ向かい、「アグレッシブに行け」と告げた。指示を受けた今井は直後のブランドン・ニモをダブルプレーに仕留め、そこから最後の17人中15人を打ち取る圧巻の投球に転じた。
この日、シーズン最多となる97球を投じた今井は試合後、「どの球場でも初めて投げることになる。初回のうちにマウンドに慣れ、もっと早くゾーンを攻められるよう改善したい」と述べている。
今井が事前に聞かされていた、あの予言
今井の6回無安打を支えたのは、捕手クリスチャン・バスケスをはじめとする守備陣の奮闘の結果でもあった。同メディアによると、3回にはペダーソンが打った打球速度105.4マイル(約169.6キロ)の強烈なゴロをショートのジェレミー・ペーニャが好捕してアウトにし、5回にはジェイク・メイヤーズが右中間フェンス際で2度の好捕を披露した。
今井は「アストロズに来る前、誰かに言われた。“中央に飛んだ球はなんでも捕ってくれる”と。今日、それを目の当たりにした」と語り、チームメートの守備への感謝を口にした。アストロズのジョー・エスパーダ監督も「今井はゾーンに投げ続けてくれた。派手さはなかったが、それで十分だったよ。バスケスが常に正しい判断を下し、投手陣を引っ張ってくれている」と振り返った。
