ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸が5月31日(現地時間)に行われたフィラデルフィア・フィリーズとのシリーズ最終戦に先発し、MLB自己最多タイとなる10奪三振を記録、5回1/3イニングを無失点に抑えてシーズン5勝目を挙げた。防御率は2.86となり、ドジャースは9対1で快勝してシリーズ2勝1敗とした。昨季のナショナルリーグ地区シリーズで唯一の黒星を喫した因縁の相手だけに、リベンジを果たす格好となった。
ピンチで強打者を封じた5回の"修羅場"
『MLB.com』によると、5回にラファエル・マルチャンのシングルヒットとジャスティン・クロフォードの二塁打で1死二・三塁のピンチを招いた山本は、リーグ本塁打トップのカイル・シュワーバーとトレイ・ターナーを連続三振で切り抜けた。シュワバーにはカウント1-2から高めのフォーシームを空振り三振、ターナーには0-2から外角低めへの3球目が球審のコールで見逃し三振。ターナーがチャレンジしたが判定は覆らなかった。「あの場面が試合の分岐点だった。あの2人を無失点で切り抜けたこと——それがエースの証だ」と、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は述べている。
「ピッチに力と勢いがあった」エースが語った手応え
同メディアによると、山本は直近の3登板で19回1/3を投げ自責点はわずか2と好調を維持している。この日は104球を投げてシーズン4度目の100球超えとなったが、「的確に投げられていたと思った」と手応えを口にしながらも、本人は6回途中での降板に満足していない様子も見せた。ロバーツ監督は「本当に優れた投手は、最高の球がない日でもメジャーの打者を打ち取れる。そこが一流の条件だ」との見方を示した。
