レアル・マドリードの監督を退任したアルバロ・アルベロアが、対立が続いたキリアン・エムバペに向けてSNSで別れのメッセージを投稿し、話題を呼んでいる。シーズン最終節のアスレティック・クルブ戦(4-2で勝利)を前に退任を正式に発表したアルベロアは、エムバペとの不仲報道が相次いだシーズンに静かな幕を下ろした。当日エムバペはゴールを決めてラ・リーガ得点王(ピチチ賞)を2年連続で獲得。明暗が交差する一日となった。
「非凡な才能——厳しい時も永遠には続かない」
米メディア『スポーツ・イラストレイテッド』によると、アルベロアは2人が抱き合う写真とともにインスタグラムのストーリーにこう投稿した。「ありがとう、キリアン・エムバペ。これほど非凡な才能を持つ選手を指導できたことを、私は誇りに思い続けるだろう。厳しい時も永遠には続かない。しかし強い人間は続く」。アルベロアはエムバペだけでなく、アントニオ・リュディガーを「私の戦士」、ジュード・ベリンガムを「真のリーダー」と称えるなど、複数の選手に向けた感謝のメッセージを同じ投稿内に綴った。
「第4の選択肢」発言から別れまで——エムバペとの確執の経緯
2人の関係は今季を通じて緊張が続いた。エムバペはクラシコでメンバーから外れ、レアル・オビエド戦でも途中出場にとどまると、メディアに対して「自分はアルベロアの下では第4の選択肢だった」と不満をあらわにした。また前任のシャビ・アロンソ監督との「素晴らしい関係」を強調し、アルベロアの記者会見は見ていないとも発言。退任が決まって以降は表立った衝突はなくなり、2人は最終節を最後まで共に戦った。アルベロアは記者会見で「いつかまた戻れることを願っている。レアル・マドリードは私の家だ」と語った。
