ドジャースの先発右腕・佐々木朗希が6月6日(現地時間)、ロサンゼルス・エンゼルス戦で7回無失点・10奪三振の快投を演じ、5月以降の防御率を2.55にまで押し上げた。直近6先発では必ず5イニング以上を投げ、3失点以内に抑え続けている。しかし、この連続好投を「本物のエース覚醒」と見るか「参考記録」と見るかで、米メディアの評価が真っ向から分かれている。
ESPN記者が「100mph」復活を絶賛
米メディア『ESPN』のアルデン・ゴンザレス記者はXへの投稿で、「渡米後、先発登板で100マイル(約161km/h)に到達したのはデビュー戦の1度だけだったが、直近2先発では4度到達した」との見方を示し、球速の復活を大きく評価した。
エンゼルス戦の平均速球球速は98.3マイル(約151km/h)で、シーズン平均より1.1マイル(約1.6km/h)高かった。今季最初の5先発では22.2イニングで13四球・7被本塁打を喫していたが、直近6先発では35.1イニングをわずか8四球・3被本塁打で抑えており、制球面の改善は数字に如実に表れている。
ブルワーズ以外は全員"平均以下"
一方、米メディア『FanSided』のザカリー・ロットマン記者は、佐々木が直近6先発で対戦した相手を列挙し、「平均以上の打線と当たったのはブルワーズ戦だけだ」との見方を示した。そのブルワーズ戦でさえ、佐々木は5回2失点と「圧倒的な内容ではなかった」とも指摘している。
エンゼルスはリーグで最も勝率の低いチームのひとつであり、さらにMLBで最も三振数が多い打線でもある。同記者は「エンゼルス相手に好投することが何を意味するのか」と問いを投げかけており、「若い先発投手が弱い打線相手には通用しても、強い打線に苦しむケースを何度見てきたか」と続けた。次回登板のパイレーツ戦・レイズ戦での投球こそが真価を測る試金石だとの見方を示している。
