アルゼンチン人が「最も無名」を探して見つけた男
数日で世界に知られる存在となったのは、ニュージーランド代表の32歳DFティム・ペインだ。
きっかけを作ったのは、アルゼンチンの人気サッカーインフルエンサー「El Scarso」ことバレン・スカルシーニ氏。米スポーツメディア『ESPN』によると、スカルシーニ氏は、北中米W杯に出場する全出場登録メンバーの中から、SNSのフォロワー数が最も少なく世界的に「最も無名な選手」を徹底的にリサーチした。そこで見つかったのが、地味ながら代表50キャップを誇るベテランのペインだったという。
スカルシーニ氏が「一つ一つ分析した結果、ついに見つけた。グループGのニュージーランド代表、ティム・ペイン選手だ。彼は本当に知名度が低い選手で、フォロワーも5000人にも満たないんだ!」と投稿した。すると、その投稿を見た人たちが続々とペインをフォローし始めた。その数は数日で300万人を突破し、6月8日時点では544万人に達している。
ニュージーランドはラグビー代表が「オールブラックス」の愛称で知られるラグビー大国だが、ペインのフォロワーはオールブラックスをも上回ってしまった。
「No Payne, No Gain」50キャップの男の本当の価値
この世界的な盛り上がりに、本人たちも反応。
英デジタルメディア『SPORT BIBLE』によると、ペインがスカルシーニ氏に「なぜ俺のSNSがこんなに盛り上がっているのかと思ってたら、君の投稿を見つけたよ。グラシアス(ありがとう)」とSNSでメッセージを送ったという。
ペインはその後、フロリダで行われているニュージーランド代表のW杯直前合宿からビデオメッセージを投稿した。最初にスペイン語で「私のスペイン語が下手で申し訳ありません。まだDuolingo(言語学習アプリ)で練習中なんです」と語った後、英語で「まず最初に、心から感謝を伝えたい。この48時間はまさに目まぐるしい時間だった。このW杯で祖国を代表できることをとても光栄に思うし、世界中からの愛に感謝している。本当にありがとう」と話した。
