コロラド・ロッキーズの菅野智之が、カブス戦で今季6勝目を挙げた。苦しいチーム状況の中で、先発陣の一角として存在感を示す菅野は、米メディアからも安定した先発投手の一人として評価されている。カブス専門メディア『Bleed Cubbie Blue』は、ロッキーズとのシリーズ展望の中で菅野を紹介した。日本のNPBで11シーズンを過ごし、数々の実績を積み上げてきた投手として触れたうえで、今季は12先発で5勝4敗、防御率3.98を記録していたと伝えている。

キンタナ離脱の中で菅野智之が示した安定感

ロッキーズは昨季43勝119敗と大きく苦しみ、今季に向けてフロントやコーチングスタッフを刷新した。マイケル・ローレンゼン、ホセ・キンタナ、菅野らベテラン投手を加え、若手の成長を待ちながらチームの立て直しを進めている。

ただ、キンタナやチェイス・ドランダーが故障離脱するなど、先発陣には不安も出ている。その中で菅野は、安定して試合を作る投手として存在感を示している。『Bleed Cubbie Blue』も、ローレンゼンが苦戦している一方で、菅野をロッキーズの安定した先発投手の一人として扱った。

菅野智之に潜む「期待値7.52」という崩壊の警告

高く評価されている一方で、MLB公式データは警鐘を鳴らしている。菅野の防御率は3.98と表面的には良好だが、打球の質と奪三振率の低さ(13.6%、リーグでも最低クラス)から算出されるxERA(期待防御率)は7.52という大きく異なる数字を示しており、今後大きく成績が悪化する可能性を示唆している。米メディア『Sports Illustrated』は、ロッキーズが今夏のトレード期限で売り手に回った場合の候補として、菅野の名前を取り上げている。

チームが来期以降を見据えた編成に切り替える場合、実績ある投手をトレード候補にする可能性もある。ロッキーズで評価を高める菅野は、シーズン前半戦を進む中で、投球内容だけでなく今後の去就面でも注目される立場になっている。

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