チュニジアサッカー連盟は年6月15日、代表監督のサブリ・ラムーシを解任した。スウェーデンとのワールドカップ初戦で5-1という屈辱的な大敗を喫してからわずか24時間以内の決断であり、米メディア『The Athletic』によれば、W杯史上1試合のみで解任された初の監督という不名誉な記録が生まれた。チームの崩壊は試合結果だけでは語れない——試合終了直後からチーム内で乱闘が勃発するという異常事態が重なっていた。

ホテルで何が起きていたのか

英紙『デイリー・メール』によると、試合終了直後からチュニジアチーム内で「喧嘩が起きた」とされ、混乱はホテルにまで持ち込まれた。現地ラジオ局の目撃者証言として、「サポーターとラムーシ監督の息子との間で格闘が発生した」との情報が伝えられた。ラムーシ監督の息子のチーム内における役割は不明確だったという。翌朝、フランス人記者のロマン・モリナがXへの投稿で「チュニジア代表におけるラムーシの時代は終わった」と報じ、解任の流れが決定的となった。

「息子は論文を書いているだけだ」

試合後の会見でラムーシは大敗についても苦言を呈されたが、息子を巡る疑惑にも強く反発した。「父として、そして監督として答える。息子は選考プロセスに一切関わっていない」と語り、「彼は論文を執筆中だ。公式な役職は持っていない」と明言した。さらに「議論する価値のないことで言い争うのか、それとも次の試合に集中するのか——どちらが重要かは明らかだ」と反論した。しかしチュニジアサッカー連盟は緊急会議を経て解任を決定。ラムーシは今年1月に就任してからわずか5試合(1勝3分1敗)で職を失った。後任候補としては、コーチングスタッフの一員だった元サンダーランドFWのワフビ・カズリの名が挙がっている。

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