ロサンゼルス・ドジャースの投手、山本由伸が2026年6月13日のシカゴ・ホワイトソックス戦で、8回2死まで完全試合ペースの投球を見せた。ドジャース遊撃手ムーキー・ベッツの失策で完全試合は途絶え、9回にはホワイトソックス外野手トリスタン・ピータースに本塁打を浴びてノーヒットノーランも逃した。それでも8回1/3を投げ、7奪三振・2被出塁・今季最多の109球でチームの7-1勝に貢献した。

前回エンゼルス戦から続いた45打者連続の中身

山本は前回のロサンゼルス・エンゼルス戦で最後の22打者を連続アウトに打ち取っており、この試合でも23打者連続で凡退させたことで、連続45打者アウトを記録した。MLB公式統計機関『エライアス・スポーツ・ビューロー』によると、これは2009年のマーク・ビュアリーと並ぶMLB歴代2位タイ。2014年にユスメイロ・プティが記録した46打者連続アウトにあと1人届かなかった。

完全試合の挑戦は8回2死のベッツの失策で途絶え、ベッツは試合後「普通のゴロを弾いてしまった。言い訳はしない」と語った。米メディア『MLB.com』によると、ベッツに加え、捕手のダルトン・ラッシングら複数のチームメイトが自らの役割に苛立ちを見せたという。チーム内では山本のノーヒットノーラン達成は「時間の問題」との見方が広がっていると同メディアは報じた。

「4ゾーンへの高精度」プライアーが語った特別な理由

『MLB.com』によると、試合後山本は「9回を完投できなかったのは悔しい。でも投球内容には、かなり満足している」とコメントした。NPBで2度のノーヒットノーランを達成した山本だが、メジャーではいまだ未達成。昨年9月のボルティモア・オリオールズ戦でも8回2/3まで迫った経緯がある。

ドジャースのマーク・プライアー投手コーチは「彼にとってまたとない夜だった」と語り、「4つの投球ゾーンへ高い精度で投げ分けられる点が彼を特別にしている」と評した。

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