リバプールが今季、公式戦で19敗(21世紀のシーズン最多)を喫し、プレミアリーグでは5位に終わり、5月30日にアルネ・スロット監督を解任した。就任1年目にプレミアリーグ優勝を果たしたスロットだったが、2年目の急失速の背景に選手たちとの関係悪化があったことが、複数の海外メディアの報道で明らかになっている。

「ドイツではそういうプレーができた」スロットの皮肉

独紙『BILD』の報道によると、スロットは選手を批判する際に皮肉を込める癖があり、特にブンデスリーガ出身の選手たちにはきつい言葉をぶつけることが多かったとされる。フローリアン・ヴィルツ、ジェレミー・フリンポン、ユーゴ・エキティケの3人を評する際、「プレミアリーグで優勝したのか?」「ドイツではそういうプレーができたんだろう」などと発言したという。

アレクサンダー・イサク、イブラヒマ・コナテ、ドミニク・ショボスライ、ライアン・グラーフェンベルフ、そして遠藤航もドイツでのプレー経験を持つ選手たちで、こうしたスロットの言葉は彼らの間でも快く受け止められなかったとされる。

「ヘビーメタルを取り戻せ」サラーが公然と反旗

2025年秋に12試合で9敗という大不振に陥ると、ロッカールーム内では「2024-25シーズンの成功は前任者ユルゲン・クロップの遺産によるものだった」という見方が広がり、サラーやファン・ダイクら主力選手がスロットへの信頼を失っていったとされる。

サラーは公にクロップ時代の「ヘビーメタル・フットボール」復活を求める発言を行い、「リバプールには相手が恐れる、攻撃的なチームに戻ってほしい。それが私の知るサッカーであり、取り戻されるべきアイデンティティだ」と訴えた。スロット解任後、リバプールは元ボーンマス監督のアンドニ・イラオラを新指揮官として6月4日に発表している。

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