オーストラリア代表のFW、アウェル・マビルがワールドカップの会見で見せた行動が大きな話題となっている。マビルは南スーダン生まれの父と母に育てられ、ケニアの難民キャンプで生まれた。その後、10歳の時に家族と一緒にオーストラリアへとやってきた。会見では、子どものころよく見ていた放送局『SBS』のサッカーの番組について話し、自分のこれまでの人生も振り返った。

「デビッドさんですね」マビルが見せた笑顔の理由

英紙『The Guardian』によると、米国戦の前に行われた会見で、『SBS』のベテランコメンテーターのデビッド・バシア氏から質問を受けた。マビルは、「SBSのデビッドさんですね。小さい時にあなたを見て育ちました」と、うれしそうに答えた。

SBSの無料放送でサッカーハイライトを見ていたと明かし、バシア氏に「ありがとう」とお礼を伝えたという。会場からは笑いも出たが、マビルにとっては自分のはじまりを思い出す大事な瞬間でもあった。

「できないものはない」難民出身選手が伝えた言葉

『AP通信』によると、マビルは自分の体験を話しながら、住む場所をなくした人々への思いも語った。世界難民デーは2026年6月20日で、マビルは「できないものはない。何でもできる」という強いメッセージを出している。

同代表では、モハメド・トゥーレやネストリ・イランクンダのようなアフリカ生まれの若い選手も多い。マビルは、そんな若い仲間たちの兄のような存在になりたいと伝えた。困ったときは助け、みんなが自分のままいられるように、力になりたいと考えている。

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