韓国代表監督のホン・ミョンボが、FIFAワールドカップのグループステージ敗退を受けて辞任を表明した。初戦はチェコに勝利したものの、続くメキシコ戦、南アフリカ戦と連敗しグループA3位で大会を去った。国内の批判は指揮官にとどまらず、イ・ジェミョン大統領が自らSNSで監督の人選プロセスを公然と批判する前代未聞の事態へと発展した。

大統領が「無能」と切り捨てた人事

イ・ジェミョン大統領はSNSにかつて名誉職としてプロサッカークラブの会長を務め、心底レッドデビルの一員でもある私は、この予想外の結果に驚きを超えた深い困惑を覚えている」と投稿した。さらに「結局、人事がすべてであることが改めて証明された。指揮官の選定において縁故主義や派閥が実力より優先され、無能な人物が起用されれば、その結果は火を見るより明らかだ」と踏み込んだ。

加えて、「W杯への参加においても多額の国民の税金と国家支援が投じられている以上、文化体育観光省に対し、今回の事態の詳細な経緯の精査と原因を分析し、再発防止と改善策を徹底的に策定するよう求める」と政府による調査を要求した。

ソン・フンミンをベンチに沈めた決断が火をつけた

ホン・ミョンボ監督は南アフリカ戦でソン・フンミンをスタメンから外した判断について「相手が疲弊したタイミングで投入する意図だった」と説明したが、その采配はファンの激しい怒りを招いた。ソンをベンチに置いた決断に多くのファンが困惑と憤りを示し、ホンの即時解任を求めるオンライン請願が立ち上がった。

監督は敗戦後の会見で、「過去2年間、『これは韓国サッカーにとって正しい判断か』と自問し続けてきた。すべての判断が常に正しかったとは言えないが、その判断の基準は常に韓国サッカーのためになると信じたことだった」と述べ、グループステージ敗退の責任を全面的に受け入れた。なお、韓国『KBS(韓国放送公社)』は南アフリカ戦後のホン監督の会見映像において、彼の顔にモザイク処理を施したと伝えられている。

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