ブラジル代表のFWネイマールが、2023年終盤以来981日ぶりに代表のピッチへ復帰した。スコットランド戦(3-0で勝利)でカルロ・アンチェロッティ監督がマテウス・クーニャに代えて76分にネイマールを投入すると、マイアミ・スタジアムは「ネイマール!ネイマール!」の大合唱に包まれた。生涯14度目となるW杯出場試合での復帰だった。
少年の質問から始まった大統領の皮肉
ふくらはぎの負傷で5週間の離脱を経験したネイマールは、復帰直前にブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領から皮肉を込めた発言を受けていた。ベロオリゾンテでのイベントで、観客の少年から「代表で一番の選手は誰か」と聞かれてネイマールの名前が挙がると、ルラ大統領は「ネイマールはプレーすらしていないじゃないか。世界初の『在宅勤務』代表選手だ」と笑いながら語った。リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドと比べてスター性はやや陰りを見せているとされるネイマールだが、この日のスタジアムの反応はその人気の高さを物語った。
ゴールなしでも証明したネイマールの存在感
20分間の出場でゴールは生まれなかったものの、ネイマールはこれまで129試合で79得点を記録するブラジル代表史上最多得点者だ。2010年にデビューしてから16年が経つ。先発のヴィニシウス・ジュニオールがこの試合で2得点を挙げて躍動するなか、ネイマールはもはやチームの主軸ではなく、選択肢の一つとしての立場でこの試合に出場した。

