ニューヨーク・ニックスのジェイレン・ブルンソンが、6月18日に行われた優勝パレードで、これまでの批判を打ち消すスピーチを披露した。ニックスにとって1973年以来、53年ぶりとなる悲願のNBA制覇を成し遂げた立役者は、満場一致でファイナルズMVPに選出。ポストシーズンを通じて平均28.4得点を記録し、小柄なガードとしてチームを頂点に導いた活躍は、絶対的エースになった史上稀な存在として称えられた。
「証明した後は何も言う必要はない」批判を一蹴したエースの言葉
米スポーツメディア『Yardbarker』によると、ブルンソンは市庁舎前に集まった大勢のファンを前に、自身のキャリアを疑い続けた者たちへメッセージを送った。ブルンソンは「否定的なことを言う人間はたくさんいるし、意見を持つ人間もたくさんいる」とした上で、「だが、証明した後はそいつらに何も言う必要はない」と語った。
191cmという体格から能力を疑問視する声もあったが、結果ですべてを黙らせた形だ。優勝を決めたサンアントニオ・スパーズとの第5戦では45得点を記録し、1998年にマイケル・ジョーダンが樹立した優勝決定試合でのアウェー最多得点記録に並ぶ快挙となった。
「サイズ不足」の声を黙らせたニックスの新エース
かつてWNBAのレジェンドであるベッキー・ハモン氏は、2023年のESPNの番組で「ベストプレーヤーが小さいチームは勝てない」と述べ、ブルンソンが優勝チームのエースになれるか懐疑的な見方を示していた。しかし、ブルンソンは平均28.4得点という圧倒的なパフォーマンスで、その限界説が過去のものであることを証明した。
球団社長のレオン・ローズは、ブルンソンを中心にOG・アヌノビーやカール=アンソニー・タウンズらを揃える補強を断行。その結果、ニューヨークの街には半世紀以上の時を経て、再びチャンピオンシップトロフィーがもたらされたのである。
