若手選手たちがNBAでの生き残りをかけてアピールを繰り広げるNBAサマーリーグで、ある選手のパフォーマンスが物議を醸している。論争を巻き起こしたマイアミ・ヒートのルーキー、ヴラディスラフ・ゴルディンのしぐさとは。

216cmのセンターがベンチに向かって

ミシガン大学などで活躍したロシア出身のゴルディンは身長216cmの大型センターで、NBA定着を目指してプレーしている。注目を集めたのは、ロサンゼルス・レイカーズとの一戦。第3クォーター、ヒートがリードを保ち優位に試合を進めていた場面でレイカーズのアドウ・シエロが速攻からレイアップを狙って果敢にアタックを仕掛けた。だが、ゴルディンが立ちはだかると、高く舞い上がってシュートを叩き落とし、相手をコート上に激しく転倒させた。

そしてこの激しいプレーだけでは終わらなかった。ゴルディンは、攻撃へと転じるのではなくその場に立ち止まり、床に倒れた相手をじっと見下ろした。そして自陣へ戻る際には、レイカーズのベンチに向かって右手を伸ばして指を差し、堂々と挑発してみせたのだ。この態度は会場を沸かせ、SNSでも拡散された。

米メディアは「挑発は思わぬ形で…」

ゴルディンが強気の姿勢を見せたが、その数分後には逆にダンクを叩き込まれるなど、レイカーズの猛追で終盤に追いつかれたヒートは、延長の末に逆転負けを喫した。

米メディア『Larry Brown Sports』は、ゴルディンについて4ブロックで守備面の高い潜在能力を示した一方、シュートは9本中3本成功の6得点にとどまり、ボールを4度失うなど攻撃面には荒削りな課題も残ったと伝えた。さらに、サマーリーグの退場上限である10ファールまで残り1つとなる9ファールを犯したことにも言及している。

同メディアは「サマーリーグは自信が何よりも重要だが、挑発は思わぬ形で跳ね返ってくるものだ。ゴルディンはファンの記憶に残るシーンを見せたが、レイカーズが勝利を収め、最終のスコアボードこそが最大のメッセージとなった」と報じた。

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