ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平と元通訳の水原一平受刑者を巡る違法賭博事件について、米スポーツ専門局『ESPN』が新たな音声ドキュメンタリーを配信する。全6回のシリーズでは、かつて「兄弟」と称された2人の信頼関係が崩壊した経緯を、調査報道の視点から検証する内容となっている。
水原受刑者の独占インタビュー音声を初公開
米メディア『ESPN』によると、新シリーズ『The Betrayal of Shohei Ohtani(大谷翔平への裏切り)』が7月28日に配信を開始した。進行役は、大谷の口座から多額の資金が盗まれた事件を当初から追っているティシャ・トンプソン記者が務めている。同シリーズは全6話で、以降は毎週火・木曜日に新エピソードが配信され、8月11日まで続く予定だという。
同番組では、事件の全貌が明らかになる直前に、韓国で水原受刑者が同記者のインタビューに応じた際の音声が初めて公開される予定だ。当時、憔悴した様子で語った内容は、後に作り話であったことが判明している。番組は水原受刑者の生い立ちに関する新情報も交え、事件の裏側を深く掘り下げる構成だという。
「兄弟」の信頼関係が破綻した訳とは
2018年に大谷がメジャー挑戦して以来、水原受刑者は公私にわたり大谷を支えてきた。遠征先では朝食を共にするなど「兄弟」と称されるほど深い信頼関係を築いていたが、2024年3月に巨額の不正送金が発覚した。水原受刑者は、借金返済のために大谷の口座から1,700万ドル(約27億6,000万円)を不正送金したというのだ。
これにより2025年2月、水原受刑者は銀行詐欺罪などで禁錮4年9か月の実刑判決を受けた。近年では最大の金銭スキャンダルとして、番組では2人の関係が破綻するまでの過程が詳述されると同メディアは伝えている。
