FIFAワールドカップ2026決勝で、アルゼンチン代表がスペイン代表に0-1で敗れた要因について、現地メディアで様々な分析が飛び交っている。アルゼンチンのスポーツ心理学者のアドリエル・レヴィ氏は、アルゼンチン放送局『LN+』の取材に対し、チームが抱えていた精神的な疲労が敗戦の決定的な要因であったと分析した。
決勝トーナメントの激闘続きで精神的に疲弊
アルゼンチン放送局『LN+』のインタビューに応じたレヴィは、決勝までの過酷な道のりが選手たちの精神を蝕んでいたと解説した。同氏はカーボベルデ、エジプト、スイスといった強度の高い試合が続いたことが影響したと指摘。アドレナリンは肉体的な疲労にもつながり、結果として回復期間も不足していたという。
その結果、「チームは知らず知らずのうちに、すでに目標を達成したと思い込んでしまうという罠にはまってしまった」と説明した。一方、対戦相手のスペインはアルゼンチンに比べフレッシュな状態で決勝に臨んでいたと同氏は分析している。
レジェンドも指摘した休養時間の差
この分析を裏付けるように、元アルゼンチン代表でボカ・ジュニアーズ会長を務めるフアン・ロマン・リケルメ氏もコンディションの差に言及している。実際にスペインは準決勝をアルゼンチンより1日早く終え、24時間多く準備期間を得ていた。同氏はアルゼンチンメディア『Ole』に対し、「アルゼンチンは疲弊していた。スペインは素晴らしいチームだが、もっと休養があれば結果は変わっていた」と指摘している。
それでも2大会連続で決勝進出を果たしたアルゼンチン代表。リケルメは最後に、「マラドーナもメッシも経験できた我々アルゼンチンは幸運だ」と、アルゼンチンサッカーの黄金期を彩ったレジェンドたちへの敬意を示した。
