ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が、7月24日(日本時間25日)のニューヨーク・メッツ戦で7回3安打1失点9奪三振をマークした。今季3度目となる7イニング投球で、被弾はルイス・ロバート・ジュニアに浴びた1本のみに抑えている。台湾メディア『運動視界(Sports Vision)』は、渡米後で最も印象的な一戦になったと伝えた。オールスターブレイク以降2試合連続で好投を見せており、今回はその中でも際立つ内容だったという。

メッツ打線への配球はどう変わったか

同メディアによると、佐々木は打者一巡目には速球を44%、スライダーとスプリッターをそれぞれ25%の割合で織り交ぜていた。二巡目に入り打者が球筋に慣れてくると、速球の比率を落として指叉球系の球種を増やす配球へと切り替えたという。この日の速球は平均98.6マイル(約158.7km/h)を計測し、回転数も通常より高い2400rpmに達していた。ゾーンの上下ぎわに安定して集められた速球が土台となり、スプリッター・フォークボールは合計25回のスイングで15回の空振りを奪い、空振り率は60%に達した。

被弾に見る"死角"の正体

中継では初球のストライク率にも注目が集まっている。初球ストライク率は64%に達し、9奪三振につながったと分析されている。投手がカウントを優位に進めれば、際どい球でも見送れなくなった打者から空振りを引き出しやすくなるという構図だ。

一方で速球は他球種より打球が上がりやすい傾向が残り、インプレーとなった7球中3球がハードヒットとなった。安打を許した3本もすべて速球で、2回にロバートに浴びた本塁打もその一つだ。フルカウントからの内角高めの速球を捉えられた一撃だった。打球速度101.3マイル(約163.1km/h)、角度37度、距離381フィート(約116メートル)はどの球場でも本塁打になる数値だった。速球の質と制球は、佐々木がエース級の投手に近づく上での課題として残っている。

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