ヒューストン・アストロズの今井達也が、7月21日のマイアミ・マーリンズ戦で先発し、6回4安打1失点、8奪三振でチームの勝利に貢献した。6月25日以来の長さとなる6回を投げ、96球で試合をつくった。ルーキーシーズンとなる今年の中で屈指の好投だった。シーズン前半では満足いかない成績だったと語っていた今井は、この日確かな修正を見せた。だが、その安定感は長くは続かなかった。
3つ目の球種「チェンジアップ」が成功のカギか
今回の登板で注目されたのは球種だった。MLB公式サイトが伝えている。オールスター前のシーズン前半戦では、主にスライダーとフォーシームの2球種を駆使していた。しかし、この試合では配球面が少し変わった。スライダーを52球(54%)、フォーシームを32球(33%)投げている。スライダーの配球が多いことがわかり、15度の空振りのうち11回はこのスライダーであった。
しかし、一方でチェンジアップが12球も投げられている。チェンジアップの使用数として、今シーズン2番目に多かった。アストロズのエスパーダ監督は、「チェンジアップによって速球とスライダーを効果的に使えるようになった」と評価している。
今井の好投直後に訪れた誤算とは

今井は前半戦で52イニングを投げて、防御率は6.06だった。特に苦しんだのが制球面だ。与四球率は14.2%で、50イニング以上投げた投手の中では最も高い指標となった。前半戦ラスト2試合では、対戦した31人の打者のうち15人しか抑えられなかった。
今井は「前半戦に満足していなかった。後半戦はもっと勝利を重ねて良いパフォーマンスを見せたい」とコメントしている。だが、この好投からわずか6日後の7月27日に行われたエンゼルス戦では一転、今井はわずか2アウトしか奪えないまま4四球を与えて降板した。防御率は5.83まで悪化しており、今井の状態は依然として不安定なままだ。
